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アジア インスティチュート

アジア インスティチュート

アジアインスティチュートは4つの課題に焦点を当てる。

1) 新しい国際関係の秩序に対する正確な理解

2) 気候変動と環境問題の影響

3) 技術の発展と社会の変化

4.反知性主義の克服


昨今、アジアは貿易、技術、財政面において、著しい速度で統合されつつある。アジアは知的、技術的、財政的な諸側面において、世界のハブとなりつつある。しかしながら、物流、エネルギーの側面でのアジアの統合が遅れ、加えて文化的、知的な連携も進展していない。このような変化に対し、アジアでは、真の議論が十分になされていないというのが現実である。国境を越えて全ての利害当事者が参加した上で、アジアの流れについて分析し、討論を交すことが切実に必要とされている。

アジアインスティチュートは、技術が我々の社会に及ぼす影響、また、環境、青少年及び女性の問題、教育、コミュニケーション、そしてビジネスが国際関係にもたらす影響に主に焦点を当てる。アジアの未来のために、これらの問題に対し、慎重な分析と議論が行われるべきだと思われる。アジアインスティチュートは、産・官・学に大きく貢献してきたリーダーたちと知見を交わし、解決策を講究するための中立的な場を提供する一方で、アジアのあらゆる事柄について積極的に関与していく。

アジアインスティチュートは、日本、韓国、中国、東南アジア、南アジア、中央アジア、中東、その他の国家間における協力及び論議が円滑に行われるための新たな機会を模索する。それと同時に、アジア全体をまとめ、地域内において有意義な協力関係が保たれるように貢献する。そしてアジアインスティチュートは、生態学的に持続可能なように統合され、かつ安定したアジアという新たなビジョンを提示していくが、利潤追求を第一とした組織ではない。

アジアインスティチュートは、国境を越えてアイデアを考案し、適用するチームとして活動するために個人が参集し、効率的な協力を図る。活動するそれら個人は、共通のテーマを究明し、地域全体の利害当事者を結集させるべく、新たな場を設けることに尽力する。

アジアインスティチュートは今日、論じられている問題点を究明すべく、アジア全地域の協力を図るために、これまで光が当ててこられなかった均衡点を見出す。各界各層の利害当事者が参加する様々なシンクタンクが、アジア地域を取り上げてきたが、バランスのとれた観点で真の国際化の青写真を示すことはできずにいた。今日、アジア及び世界各国の国々は前例のない経済技術統合に向け、真の国際機関を必要としている。アジアインスティチュートは、このような必要性を受け、これまで5年余りの間、活動、発展し続けてきた。

また、アジアインスティチュートは、若者にも活躍の機会を提供する。若者に政策立案者や専門家に対して直接、意思を伝達できる機会を与えることによって、有意義な論議を成立させることができる。最近の専門家たちは、このような若者の経験を基に多くのことを学んでいる。青年及び次世代にバトンを渡すリーダーたちが共に協力し、全アジア地域をつなぐ架け橋を作り上げている段階である。政策論議に青年たちを積極的に関与させる重要性は十分に認識されており、そのようなリーダー、そして専門家の議論は一般市民にとっても有意義なものとなるであろう。

1-アジアのための新たなビジョン

課題への適切な対応

多言語の使用

若い世代の関与奨励

2-重要研究分野

3E(Environment, Energy, Economy: 環境、エネルギー、経済)

技術融合プログラム

アジアプログラムにおける女性

所長

エマニュエル・パストリッチ(Emanuel Pastreich)

学歴

職歴

現職

出版物